新マスタールールでファンデッキはどう変わったか?
ぶっちゃけ、わざわざ書く必要も無いとも思ったんだけど、
いまだに新マスタールールアレルギーの人が居るので、個人的な解説をしていこうと思います。
※ここで述べていることはあくまで私の主観ですので、鵜呑みにしないようにお願いします。
まず、ファンデッキ界隈において、
マスタールール3と新マスタールールで何が大きく変わったか?
一番大きな変更点は
エクストラモンスターゾーンに置かなければならない。
と、言うところだろう。
これに関して、
「多くのファンデッキが死んだ!!!」、「キャラデッキが崩壊するルールなんてやめろ!」
と声を荒げる人が多いが……
よく思い出して欲しい、君の知っている主人公たちはいったい全100話近くあるデュエルの中で、複数体のモンスターをエクストラデッキから並べただろうか?
まず、
GXの遊城十代だが
そもそも、彼は複数体融合HEROを並べたことがあっただろうか?
手札消費の激しさから、複数体HEROを並べていた覚えがない。
漫画版でも、最終戦の紅葉さん戦の時に「並べてたかな?」程度の物であろう。
それだけ、彼が複数体並べている場面は少ないのだ。
次に5D'sの不動 遊星
一番の被害者としてあげられる彼だが、
彼のエースモンスター《スターダスト・ドラゴン》の特性上、
このカード以外のモンスターをS召喚しやすい状態だと言えるだろう。
《スターダスト・ドラゴン》
シンクロ・効果モンスター
星8/風属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):フィールドのカードを破壊する魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードをリリースして発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(2):このカードの(1)の効果を適用したターンのエンドフェイズに発動できる。
その効果を発動するためにリリースしたこのカードを墓地から特殊召喚する。
というのが、新マスタールールでは
エクストラデッキ以外からフィールド上に特殊召喚・または帰還する場合、メインモンスターゾーンに置かなければならないからである
一応、最終決戦のZ-ONE戦では、《レッドデーモンズ・ドラゴン》、《ブラックローズ・ドラゴン》、《ブラックフェザー・ドラゴン》《エンシェントフェアリー・ドラゴン》、《ライフストリーム・ドラゴン》を次々シンクロ召喚して、《シューティング・クェーサー・ドラゴン》へと繋げていたが、
そもそも、ライフストリームの効果が違うため、再現は元から不可能である。
次に、
ZEXALの九十九 遊馬
彼はエースカードの《No.39 希望皇ホープ》を守る戦いが多いので、
複数体エクシーズモンスターを並べたことが少ない。
ただし、現実的で新マスタールールになってから再現不可になってしまった、アニメの1シーンは存在する。
「そら見たことか! やっぱり、新マスタールールはクソ!」と早まるのは待ってほしい。
それは、ZEXALⅡ第89話「共闘ダークアストラル 影の巨人への挑戦!!」という回で、
かませ犬として、《No.6 先史遺産 アトランタル》、《No.61 ヴォルカザウルス》を同時に並べた時である。
ハイ、これも《虚構王 アンフォームド・ボイド》というカードの強さを見せるための演出であり、その後《No.96 ブラック・ミスト》に戦闘破壊されて、デュエルが終了している。
また、5D'sとZEXALに共通で言えることだが、
多くのキャラが蘇生カードを使っており、エースモンスターを復活させるという描写が多い事も覚えておくとよいだろう。
最後に、ARC-Vの榊 遊矢
彼は作中でも、P召喚によって、エクストラデッキからモンスターを大量展開している。
彼のデッキを使っていた場合、新マスタールールにおいてファンデッキとしてダメージがあったと言えるだろう。
しかし、Pスケールさえ無事であれば毎ターン5体のモンスターが復活してくる、という状況を考えれば、元々が強すぎた可能性が高い。
また、EMにはPモンスター以外でも優秀なモンスターが多数存在するので、そちらを活用するという点でも、新マスタールールで身の振り方を変えれば、今まで通りのデッキ運用ができるだろう。
さて、以上のように、
新マスタールールはファンデッキへの影響は限りなく小さいのです。
もちろん、影響が0というわけでは無いですが、
元々が強すぎたデッキへの是正という側面が強いように思います。
根拠のない流言に惑わされないようにして、楽しいデュエルライフを!
♡₍₍ ◝(・ω・)◟ ⁾⁾♡