遊戯王OCGとラッシュデュエルの1年
思うことがあったので、久々にブログの出番である。
さて、1年と半年ほど前にOCGとラッシュで分かれることで、
OCGがどうなっていくのか、ラッシュはどのようになるのか
という内容のブログを書かせて頂いた。
あれから、スターターデッキが発売し、1年の時が流れた。
先日、第5弾「躍動のエターナルライブ」が発売されたばかりである。
あの時の不安と心配がどうなったかというのを、追っていこうと思う。
OCGとラッシュの分岐によって何が起こったか
結論から言うと。
「なにも起こらなかった」
が近い答えだと思う。
「OCGから完全にラッシュに移項する」わけでもなく、
「ラッシュが鳴かず飛ばずでOCGしかやってない」わけでもない。
「最近、OCGから離れていた」という人や「久々に遊戯王やりたいけど、召喚方法が増えててついて行きづらい」という人が、ラッシュという新天地を得たように思う。
そして、私が最も危惧した
「OCGの競技化」
これも、起きなかった。
もちろん、あの記事を書いている頃は、新型コロナなんてものも無かった訳で。
もし、新型コロナが発生していなければ、YCSJ等が活発になり競技化が激しく進んでいたかもしれない。
けれども、現実はそうはならなかった。
現行のアニメテーマを入れる必要が無くなり、過去のアニメテーマから幅広くキャラクターの強化を行うようになった。
設定資料を頻繁にTwitterで公開し、11期のストーリーテーマであるアルバスとエクレシアのストーリーは「ごはんはたくさん食べるタイプ」と「フレンチクルーラー2つ」というメモにより大いに沸き立った。
そう、本当に危惧した何もかもが起きなかったのだ。
むしろ、アニメテーマに割いていた労力を他のカードのバランス調整に割けるようになったためか、
遊戯王史上で最も丁寧にカードが作られている雰囲気すらある。
現に、2020年夏ごろ~2021年4月末日まで、環境に存在するテーマは少なく見積もっても10種類
さらに、「ドラゴンメイド」や「ドライトロン」等、デッキビルドパックで登場した、使いやすく面白いテーマが程よい強さで入賞を果たしている。
結果的に、
「ラッシュが産まれたことで、OCGの重荷が下りた」
と言えるだろう。
OCGとラッシュの実際の相違点
OCGとラッシュの相違点に関しては、
ある程度私が予想した通りではあった。
「サーチ」を行うカードが、現状存在せず、デッキを触るのはもっぱら通常の5枚ドローだ。
しかし、「特殊召喚」はめちゃくちゃする。
というか、ラッシュはちゃんと
「遊戯王」だった
昔、小学生の頃、ルールも分からず強いモンスターを出していたあの頃。
あの頃の楽しさが凝縮され、逆転に次ぐ逆転と爽快感を両立した「新しい遊戯王」
それが、ラッシュデュエルだった。
「思考時間によって、1ターンが非常に長い」事や「ルールが複雑化しやすい」事が刷新されており、
なおかつ
「逆転手段を見つけた際の喜び」
という、遊戯王ならではの要素を活かしきったゲーム。
これがラッシュデュエルだ。
あの頃の私自身に言いたい。
「ラッシュデュエル、楽しいぞ」と
さらに、補足するのであれば、
駆け引きも洗練されており、ゲームの完成度はかなり高い。
小学生向けということで、カード名などにパロディ要素やギャグ要素は多々見られるが、見てられない程ではなく、
いい具合にまとまってるのではないかと思う。
また、OCG以上にラッシュデュエルはカードの1枚1枚がバランスを壊さないように丁寧に作られており、
「このカードが最強! これが無いデッキは紙束!」のような事態も起きていない。
一応、大会が少ない現状だと結論構築としては「竜魔マキシマム」と呼ばれる、ドラゴン族と魔法使い族にラッシュデュエルオリジナルのマキシマムモンスターを入れた構築が強いとされているが、
他デッキでも対策としては十分存在する。
遊戯王というコンテンツの今後
結論から言おう
「今の遊戯王めちゃくちゃ居心地がいい」
これに尽きる。
「先史遺産」だとか「武神」だとか「アームド・ドラゴン」だとか、アニメも終了した11期に強化来るとは思わないじゃん?
でも、強化来たんだよ!
しかも、ちゃんと欲しかったやつで、昔のカードを活用できるカードが!
個人的にうれしかったのは「No.コンプリートファイル」の発売である。
だって、No.101~107が原作通りの赤文字再現されてるなんて思わないじゃん?
しかも、FNo.も全員青文字になってるんだよ?
これが、ファンデッカーたちにとってどれだけうれしい事か!
しかも、OCGだけじゃない。
ラッシュデュエルも、1年で幻獣神族と創造神族を除く、
全ての種族が登場し、ほとんどの種族はデッキが組めるようになっている。
これ、マジですごい事だと思います。
一応、獣族・爬虫類族・岩石族・恐竜族・雷族は現状組むのが厳しい部分ではあるけど、爬虫類族と恐竜族はアニメで使い手が登場し、雷族に至っては次のパッケージで大幅に強化が来そうである。
もう、何も怖くない。
最後に
2020年~2021年4月は「遊戯王」にとって、躍進と発展の年だったように思う。
多くのTCGが新型コロナにより、ユーザーが離れたり、おかしな高騰が起きたりと行った中でOCGは堅実かつ確固たる立場を取り続けられていたように思う。
もちろん、一部のパックや限定品が高騰したが、他のに比べりゃまだマシといった感じ。
今後はラッシュにも期待を込めて、
遊戯王OCGと遊戯王ラッシュデュエルが末永く遊べますように!!!!
アトラちゃんでした!♡₍₍ ◝(・ω・)◟ ⁾⁾♡