アトラの巣

遊戯王のファンデッキを考察します

OCG世界についての個人的見解

 またまた、長く垂れ流しそうなので、ブログの出勤である。

あくまで、私の個人的な妄想録的な感じになるので、苦手な人はブラウザバック推奨。

 

 

 

OCG世界とは?

 そもそも論として、「OCG世界ってなんぞや」という話から始めていこう。

端的に言うならば、

遊戯王OCGにおけるイラストを補足するストーリー」

というものに、帰結することになる。

ちなみに「OCG世界」というのは、私の作った造語ではなく、公式にも使用されている単語である。
私の持っている資料(マスターガイドシリーズ)で「OCG世界」という名称が使用されたのは、マスターガイド2の第5章デュエルモンスターズストーリーだ。
それ以前のマスターガイド1にもストーリー解説はあるのだが、「OCG世界」という名称が公的に出てきたのはここが初めてだろう。

 

代表的なOCG世界

 長くOCGをプレイしてきた方ならいくつもOCG世界があることは知っているだろう。

とりあえず、有名どころをピックアップして紹介していこうと思う。

Struggle of Chaos(ストラグル・オブ・カオス)世界

「人間・悪魔・ドラゴンの三つ巴の戦争を描いた世界」

古参ホイホイとして有名なOCG世界

おそらく、意識はせずともこのOCG世界のカードを手に取った人は多いだろう。

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この世界での主人公的な人物は切り込み隊長だろう。多くのカードに登場している。

人間の軍は《無敗将軍フリード》が率いる、戦士・魔法使い族の連合軍。

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悪魔は《冥界の魔王ハ・デス》が指揮する、悪魔の軍勢
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タイラント・ドラゴン》率いる、ドラゴンの軍勢は少数精鋭の部隊

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と言った、形にはなっている。
しかし、人間同士・悪魔同士での争いなども描かれているので、一枚岩という訳ではなさそうだ。
また、ドラゴンの軍勢は明確な激突シーンも無いので、あまり争いに興味は無いのかもしれない。

個別に解説すると1度では解説しきれないので次!

・DT世界(ターミナル世界)

 「各部族間の戦争と、異星からの侵略者、そして創世神の世界」

 おそらく、最も有名なOCG世界の一つ。
明確にストーリーが設定されており、この世界一つでターミナルマスターガイドという本が出される程度には有名な世界。
他のOCG世界には興味はなくとも、ターミナル世界だけ興味があるという人も多いはず。

 2008年~2013年頃まで稼働していたデュエルターミナルでストーリーが進行していった。そして、ターミナルの稼働終了後の、2014年4月19日からはメインブースターパックにおいてストーリーが進行していくことになる。
ちなみに、ターミナル稼働中も、メインブースターなどで「XX-セイバー」などのターミナル世界と関連するカードは少なからず出ていた。
詳しいストーリーは「ターミナルマスターガイド」と「マスターガイド5」を参照して欲しい。
ちなみに、リンクブレインズパックやこの前発売されたSD-リバース・オブ・シャドール-で話がひそかに続いている雰囲気があるので、まだ終わってない可能性が高い。

・星遺物世界

 「星辰の森にすむ少年少女たちと7つの”星遺物”を巡る戦いの世界」

 OCGのいわゆる10期で展開されたストーリーがこちらである。

アウラム、イヴ、ニンギルス、イムドゥークの3人と1匹を中心に、多くの謀略と陰謀が渦巻く話となっている。
こちらの詳しいストーリーは「マスターガイド6」に描かれているので、気になる人は買おう。

あっさりと話したが、こちらも話始めると記事を4分割して足りるか怪しいのでこの辺で。

エンディミオンとラメイソンの世界

 「魔法研究の英知とそれを巡る、教育機関と魔法都市の世界」

 世界紹介の〆として、知られていない所でこういう世界もあるんだという例を1つだけ上げたいと思う。
この設定は「マスターガイド4」及び「マスターガイド6」に載っている。

 簡単にどのような世界か説明すると、《魔道書院ラメイソン》を拠点とし、「魔術制御端末:魔導書」を扱い、自由に魔術を行使する一派と、「魔法知識は管理され、有効に使われるべきである」という信念の下、「ライメイソン」を管理下に置こうとする《魔法都市エンディミオン》の争いを描いている。
ちなみに、「召喚獣」と《召喚師アレイスター》や「ウィッチクラフト」もこの世界に居ることが明らかになっている。
詳しい話は省略するが、イラストからは読み取りにくいストーリーもあるので必見だ。

 

それぞれのOCG世界は繋がっているのか?

 さて、ここまで長々とOCG世界がどんなものか語って来たわけだが、これらが一つの世界で起きた出来事なのか、それとも異なる世界の話なのかという話に入っていきたいと思う。
あくまで、私個人の考えとしては、これらのOCG世界は「全く別の世界で起きている」と考えるのが自然だと思っている。
もちろん、後々繋がりが発覚する場合もあるし、何が正解というのは無いので、ここはあくまで私個人がOCG世界を見て感じた感想である。
「じゃあ、全く別の世界同士のモンスターが絡むことは無いのか?」という質問が来るだろう。
そんなことは言っていない。

というのが、「OCG世界は、次元の壁が緩い」というのがある。
具体的な例だが、このカードを見て欲しい。

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 こちらは、異次元で《騎士デイ・グレファー》と《漆黒の魔王Lv4》が邂逅し、お互いに驚いている様子である。
それもそのはず、両者は《戦士ダイ・グレファー》を起源とするモンスターなのである。

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つまり、これはどういうことか、KONAMIのミスなのか?
いやいや、こう考えることはできないだろうか。
《戦士ダイ・グレファー》は《騎士デイ・グレファー》になった世界線と《漆黒の魔王Lv4》になった世界線が存在し、さらにそれらは同時に存在し次元を超えることで交じり合うこともある。

つまり、どういうことかというと、
「公式のストーリーはいくつのも分岐点を過ぎて完結した正史ではあるが、分岐点の異なる偽史も存在しても良い」
という解釈ができる。

つまり、これほど2次創作に適した素材は無いわけだ!!!!

さぁ、みんなもOCG世界二次創作を作ろう!!!!

 

OCG世界の次元を超える手段

 さて、多くの時間軸と世界線が存在することが分かったが、「じゃあ、どうやって超えればいいの? そう、簡単じゃないでしょ?」と思うかもしれない。
ところが、先ほども言ったようにOCG世界の次元の壁は非常に緩い。
ということで、一番便利なモンスターを紹介しよう。

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《異次元への案内人》

はい、もう名前からして便利ですね?
OCG世界のモンスターだろうが、原作キャラだろうが、別漫画のキャラだろうが、果てにはOCGモンスターの夢女子が居るならこのモンスターに直接OCG世界へ案内してもらうのはどうだろうか?
別次元に行く理由? 「《異次元の案内人》に案内されました」って言えば、もうそれで「それならしゃーないかー」となる事必至である。

 ちょっと、テクニカルなことをしたいなら、魔法・罠カードの力を借りよう。
なぁに、案内人と同じくものすごく便利なカードが複数ある。

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《次元の裂け目》、《次元の歪み》、《異次元への隙間》

 「次元」3連コンボ!
「案内されるのはちょっと……」という人でも、「裂け目に飲み込まれた」、「歪みからやって来た」、「隙間を抜けると別次元だった」ができる最強カードである。

 ちなみに、公式データベースには現時点(2020年5月27日)で47種類もの「次元」「異次元」カードが存在するので、好きな別世界への飛び方をしよう!


遊戯王公式データーベース↓
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/

 

さらに、OCGをプレイしてる人向けに拡大解釈をすると……

 プレイヤーの方には、「異次元」、「次元」系カードが何を表しているか、よくお分かりだろう。
そう、遊戯王のギミックである「除外」である。
つまり、除外に関連するカードは
「別世界や異次元に干渉する能力を持っている」
と解釈することもできるのである。

「除外」を行うカードは複数存在するので、どのように使用するかは個人の解釈に委ねるものとする。
でも、こうやって拡大解釈すると、色々と便利になってくるよね!

 

最後に

という訳で、今回はOCG世界についての個人的な解釈……というか、

個人で勝手に話を作っても、「俺の世界線ではこうなんで!」、「私の中の話はこうなったんで!」が言えるようになったという事だ。
公式との解釈違いもこれで解決だね!!!!(公式が勝手に言っただけと言えるようになる)

もちろんの事、「それ地雷です!」とか「そのカップリングやめて下さい!」という話も複数出てくることになるだろう。
しかし、そんな時こそ「あ、この人の世界線はこうなんだ。 下手に口出ししても、意味は無いからなぁ」と踏みとどまるようにして欲しい。
なぜなら、公式がすでに「異なる時間軸を進むことがある」そして、「それらは互いに交わることもある」という事を示しているんだから。

 

という事で、最後にこの言葉を送って締めたいと思う。

マスターガイドは現在6巻まで刊行中!
アートブックやVジャン、最近では公式Twitterにも設定が載ってるから、みんなでOCG世界の設定について熱く語ろう!!!!
という訳で、アトラちゃんでした!♡₍₍ ◝(・ω・)◟ ⁾⁾♡