ドラフトデュエルのカードプールの作り方講座
前回の記事から見てくれた方は、再びこんにちは!!!
こちらは、ドラフトデュエルの主催者になるための講座になります!
というのが、ちょっと知っておくべきことが多々あるからですね~
トラブルを避けるためにも、主催者になるために多くのことを知っておきましょう!
かなり、お固めの解説が多くなりますのでご注意ください!
前回の記事を見ていること前提で、話をしていきます!
↓一応、前回の記事
ドラフトデュエルの主催者になろう!!!
STEP1:ドラフトの対象を考える。
ドラフトを開催するに当たって、まず考えるべきことは対象者です。
例えば、私のドラフトのメインターゲットはカジュアル勢全般を対象にしています。
なので、カテゴリ単位ではなくカード1枚単位でそれなりに戦えるカードを多く採用し、コンボ性に関してはわざと低めにしています。
そのため、どんなデッキを組んでも、事故率が比較的抑えられ回りやすくなっています。
また、色々な召喚方法に触れて欲しいので、儀式や融合と言ったカードもカードプールに取り入れています。
もし、大会勢を対象に取るのであれば、テーマカードを中心にし、過去~現在において環境入りしたカードを多く取り入れれば、パワフルでより駆け引きの強いデュエルができるようになると思います。
逆に、初心者を対象に取るのであれば、モンスターのおよそ半数を通常モンスターにし、複雑な効果を持たないカードを採用すれば、ルールを学びながらカードに触れることができると思います。
その場合、エクストラはいっそない方がいいかもしれません。
……という風に、ターゲットに応じた目的の設定が重要になってきます。
なので、カードを集める前にどの層をターゲットにしたいのか、改めて考えてみて下さい。
友人たちを集めて行う場合でも同様に、友人たちがどのようなものを求めているかを知るのは大事なことです。
STEP2:カードの枚数を考える。
次は、用意するカードの枚数について考えてもらいます。
次の「STEP3」の内容にもかかわってくるので、こちらも場合によっては変更が必要かもしれません。
私のドラフトルールでは、取得枚数を60枚(20枚のピックを3週行う)としています。
これは、遊戯王の基本的なルールである、「デッキの枚数は40枚~60枚、EXデッキの枚数は15枚以下」から得た、最低限デッキを組みあげられる数だと考えています。
もし、全てのカードを取り切る計算であれば、人数×60枚のカード枚数が必要になります。
私のドラフトでは8人を対象にしているので、
8×60=480枚のカードが必要だということが分かりますね。
これだけのカードを用意するのは中々骨が折れます。
もし仮に、人数を半分の4人・取得枚数も半分の30枚とすると、
4×30=120枚のカードとなります。
もちろん、カード枚数は多ければ多いほど、多種多様のデッキができるので楽しいのですが、主催者の負担が比例して大きくなります。
私のドラフトプールでは、合計1050枚ものカードを用意していますが、用意するのに1年以上かかりました。
さて、必要なカード枚数を計算し終えたら、次に進みましょう。
STEP3:予算を計算する。
もし、自前でカードを用意できるのであれば、それに越したことはありません。
ですが、一からドラフトカードプールを用意するとなると、大変な苦労が待っています。
例えば、1枚10円のノーマルカードを買ったとしても、480枚集める場合
4800円ほどかかることになります。
実際には、ノーマルカードの一般的な相場は、30円前後ですので
単純計算14400円かかる計算になります。
さらに、URやSRのカードまで含めると、軽く2万円はかかってくることになると思います。
また、私も昔にトラブルがあったのですが、ドラフトをする中で、事故でカードが傷つくことがあると思います。
それを防ぐためにも、スリーブを推奨したいのですが、公式の100枚入りスリーブが250円ほど
480枚分集めると、1250円追加でかかることになります。
さらに、回収した際にカードが足りないなどで、トラブルになるケースもあるので……
ということで、私は色々試した結果、
プロキシ(いわゆる、コピーカード)を利用しています。
これならば、カードが直接傷つくことはありませんし、万が一盗まれたとしても被害は最小限に抑えられます。
ただし、コピーカードを使用する関係上、使用料という形を取ると問題が起きる可能性が非常に高いです。
Twitterでは去年だったかに問題になった、関東の方で行われたコピーカードデッキを有料で貸し出そうとしていたという案件が炎上しました。
もちろん、コピーカードを有料にしたのが問題という訳ではなく、運営の態度や運営方針の不信感、明らかに営利目的での運営等が炎上に繋がったようではありますが、
コピーカードを使用する関係上、極力使用料は取らない方がいいでしょう。
当たり前ですが、プロキシを作成する場合にも、予算がかかってきます。
A4用紙1枚で9枚カードをコピーすることができるので、480枚のカードを用意する場合、54枚のA4用紙を用意すればいいことが分かります。
そして、それらをコンビニで印刷するとなると、カラープリント1枚につき50円かかってくるので……
54×50=2700円となります。
実際のカードを集めることを考えれば、かなり安く感じますがそれでも中々かかりますね。
また、プロキシの場合カードを切る作業などもありますから、予算を取るか労力を取るかですね~
以上、3STEPを超える事ができれば、いざカードプールの作成になります。
カードプールの作成
さて、カードプールの作成に当たってのアドバイスですが……
ありません
というのは、私としては主催者が自由にカードプールを決めていいと思っています。
主催者の数だけ、カードプールがあると思っています。
……とはいっても、さすがに何もなしだとそれはそれで大変なので、足掛かりになればと私の選ぶ基準を置いておきますね
汎用性の高さ
ぶっちゃけ、汎用性が高いカードを入れれば間違いはありません。
例えば、《サイバー・ドラゴン》や《死者蘇生》、《聖なるバリア -ミラーフォース-》等ですね。
初心者相手だろうが、大会勢だろうが、汎用性の高いカードはどんなデッキでも活躍します。
では、具体的にはどんなカードが汎用性が高いのか?
\ドンッ☆/
そう、ストラクチャーデッキやスターターに再録しているカードがねらい目です。
何よりも何枚も安価で手に入りますし、まとめて手に入れる分にはうってつけです。
ストラクでカードプールが作れれば、プロキシを作る手間も省けますしね。
一部の人は使ったことが無さそうなカード
汎用性もそうですが、私が重視するのは知らないカードを使ってみて欲しいという事。
なので、高額で手の出しにくいカードや昔に禁止カードになって使うことができないカードもかなり優先的に入れています。
前者は《幽鬼うさぎ》、後者は《強欲な壺》等が当てはまりますね~
これらは、実際に用意するとなると、とんでもない金額がかかったり、集めるのに苦労することになります。(私も、《天使の施し》がどこに行っても売ってなくて苦労しました)
なので、こちらのカードを使用する場合は、プロキシがオススメです。
取って後悔しないカード
できるだけピックの際に、「取りたいカードが1つも無い」という状況は私は避けたいです。
というのが、デッキを作成するのが苦痛になると、ドラフトの楽しさは激減しますからね。
なので、できるだけどんなカードでも「これは可能性があるかも?」と思えるカードを採用しています。
この「取って後悔しないカード」というのは非常に難しいので、私には言葉で説明することができません。
以上が、私がカードを選ぶ基準になりますかね~
結局、全体を通すと「汎用性の高いカード」に落ち着くかとは思いますが、使いやすいからネ
しょうがないネ
主催者としての心構え(想定しうるトラブル)
え~、私は友人間でドラフト開催を始めてから2~3年になりますが、
トラブルが起きたことが何度もあります。
また、想定しているトラブルもあるので、
そちらを紹介します。
カードが傷ついた、無くなった。 スリーブが破れた。
これはよくあります。
未だにあります。
カードに関しては、私がプロキシ使用に踏み切った理由でもあります。
当時3000円ほどしていた《SR ベイゴマックス》を紛失した際は、全員で探しました(その後、無事見つかりました)
信用できる友人とは言え、事故が起きてカードが曲がったり折れたりすることはあると思います。
なので、お互いのためにもプロキシを使うことを私は勧めたいです。
また、スリーブが破けた件(実際には、破けたのではなく、ぐちゃぐちゃになってしまった)は、過度なシャカパチが原因でした。
スリーブ代を弁償してもらうことも考えましたが、2円単位で貰っても解決にはなりませんし、かといって1枚のスリーブで100枚入りスリーブを買わせるわけにもいきません。
と言うことで、次からシャカパチしないようにと厳重注意で終わらせました。
なので、シャカパチをしないように全員に確認を取ることも大事ですね。
〇〇というカードを入れて欲しい、ルールを変更して欲しい
これもあります。
基本的に聞かなくていいです。
少なくとも、私は聞く気が無いです。
というのが、上記でも説明したように、プロキシの作成もタダじゃありません。
また、1人を許可してしまえば、全員の言うことを聞かなければ不平等になります。
結果的に1人が有利になってしまうような状況や、主催者の負担を増やす原因にもなります。
もちろん、参考になるものは、どんどん取り入れていくべきでしょう。
特に、カードプールのパワーバランスなどは、参加者にチェックしてもらうのが確実です。
その際は、「どのカードが目立って強いか」、「どのカードが目立って使いづらいか」程度にとどめておくのが一番です。
カードプールを教えて欲しい
前の記事で説明しましたが、私のドラフトではカードプールを公開していません。
なので、私だけが一方的にカードプールを把握していることになります。
ですので、極力私はドラフトデュエルには参加しないようにしています。
しかし、主催する方も参加したい場合が多いと思います。
であれば、参加者にカードプールを公開して欲しいか、否か確認を取ってから決めるとトラブルもないと思います。
人数オーバー
参加人数が予期せず溢れてしまった場合のケースです。
もし、余剰にカードプールが存在するならば、参加を許可してもいいでしょう。
ですが、人数をオーバーすると不都合というのは出てくるもの
というわけで、基本的には定員が決まればそれ以上は入れないのが良いでしょう。
裁定に関してのトラブル
基本的には個別でサイトを確認するなどで、ルール確認を行ってもらうのが良いでしょう。
非常に特殊なルールなので、逸脱が無い限り最新のルール・もしくは当時のルールを適応するのが良いかと思われます。
また、トラブルが無いように、「主催者は裁定に関して全ての権限を持っている」と扱っても良いでしょう。
特に、エラッタ前のカードを使用する場合等、参加者が不都合があると訴えた場合、主催者権限で全てを決定してしまうのが一番です。
ドラフトプールを作りたい・ドラフトを開きたい
このブログを教えてあげてください。
コメントがありましたら、個別で対応しますし、TwitterのDMでも相談に乗ります。
終わりに
私が比較的頻繁に開催しているので、
手軽に始めれそうと思った方も多くいると思います。
ですが、多くのハードルが存在し、決して主催者は手軽とは言えません。
もし、ドラフトで参加費を取って儲けようとしている人が居れば、やめた方がいいです。
儲けに対して、リターンがあまりにも小さすぎます。
景品で釣ろうものなら、参加費が1000円オーバーになってきます。
ですが、仲間内で楽しく遊ぶにはこれほど向いているルールはありません!
ストラクを利用したドラフトであれば、手軽にできるので、開催してみてはいかがでしょうか?
と言うことで、アトラでした!♡₍₍ ◝(・ω・)◟ ⁾⁾♡