アトラの巣

遊戯王のファンデッキを考察します

ハーフデッキの戦略性から基礎を学ぶ

6月30日にカードラボTCGフェスティバルが開かれ、かなりの大盛況だったようですね~

残念ながら、私は行けなかったのですが……

そこで、5年ぶりでしょうか?

ハーフデッキ光・闇が配布されていたんですね~

2013年の頃と内容は同じですが、エクストラにコードトーカーが追加されてるんですね~

さて、今日はそんなハーフデッキを解説していきたいと思います!

f:id:kachidokiatora:20180702132042j:plain

 

というわけで、ハーフデッキの評判ですが、やはり既存のプレイヤー層からは批判的な意見が多くみられるようですね~

しかーし!

ハーフデッキの内容を甘く見るなかれ!

実は、遊戯王どころかTCGの大事な基礎を学べるのだ!

というわけで、収録内容をチェックだ!

ハーフデッキ・光

f:id:kachidokiatora:20180702132042j:plain

エレキテルドラゴン
X-ヘッド・キャノン
デュナミス・ヴァルキリア
魔法剣士ネオ
ハープの精
スーパースター
ゴブリン突撃部隊
青い忍者
赤い忍者
人喰い虫
地割れ
シールドクラッシュ
魔法除去
ゴブリンの秘薬
ファイヤー・ボール
黒いペンダント
落とし穴
万能地雷グレイモヤ
援軍
鎖付きブーメラン
コード・トーカー

とりあえず、デュエルリンクスの初期デッキより多少はマシかな?

って感じのレベルだよね!

ハーフデッキ・闇

f:id:kachidokiatora:20180702134539j:plain

デーモンの召喚
暗黒界の騎士 ズール
魔界の戦士 ダークソード
ハウンド・ドラゴン
暗黒界の番兵 レンジ
見習い魔女
ゴブリン突撃部隊
青い忍者
赤い忍者
人喰い虫
地割れ
シールドクラッシュ
魔法除去
ゴブリンの秘薬
ファイヤー・ボール
黒いペンダント
落とし穴
万能地雷グレイモヤ
援軍
鎖付きブーメラン
コード・トーカー

うん、これも大差ないね

というか、収録内容が違うのが6枚しかないもんね……

「じゃあ、ゴミじゃん!」と思うなかれ

この2つのデッキにはそれぞれ、ちゃんと意味があるのだ……

 

デッキ内容の解説

攻撃力2500の切り札モンスター

f:id:kachidokiatora:20180702134924j:plainf:id:kachidokiatora:20180702134942j:plain

まずは、この2枚から考えていこう!

これらのカードは実に驚異的だ

ハーフデッキ内の最高打点だからね!

というわけで、このカードを突破する方法を考えてみると……?

・《人食い虫》による除去

・《地割れ》による除去(表側表示が1体だけの場合)

・召喚時に《落とし穴》

・攻撃宣言時に《万能地雷 グレイモヤ》

----ここから先は、戦闘破壊を行う方法

・こちらも切り札モンスターを出す

・《スーパースター》、《見習い魔女》で味方の攻撃力を上げつつ、相手の攻撃力を下げる(《六芒星の呪縛》で攻撃を封じる必要があるかも)

・《ゴブリン突撃部隊》に《黒いペンダント》か《援軍》を使う

という感じだ

蘇生カードは入っていないので、1度相手に破壊されると使えなくなってしまうのも痛い所

まぁ、ここら辺なら「なんてことは無い」と思うだろう

では、次を見ていこう

守備力2000以上の壁モンスター

f:id:kachidokiatora:20180702140603j:plainf:id:kachidokiatora:20180702140609j:plain

なぜ、先に主力級モンスターを紹介せずにこちらを紹介するのか……

というと、実はこの壁モンスターたち

除去する手段が切り札モンスターと同様にかなり限られているのだ!!!

・《人食い虫》による除去

・《地割れ》による除去(表側にできた場合のみ)

・《シールドクラッシュ》による破壊

----ここから先は、戦闘破壊を行う方法

・切り札モンスターを出す

・《スーパースター》、《見習い魔女》で味方の攻撃力を上げる

・攻撃力1700以上のモンスターに《黒いペンダント》か《援軍》を使う

・《ゴブリン突撃部隊》による攻撃

……と、切り札と同じくらいの除去手段しかない

もちろん、こちらの方が戦闘破壊をしてこないので、幾分倒すのは楽だろう

しかし問題は、このカードに除去を裂いてしまうと、切り札に割ける除去カードが限られてくるのだ

なんだか、雲行きが怪しくなって来たね?

攻撃力1800の主力モンスター

f:id:kachidokiatora:20180702140246j:plainf:id:kachidokiatora:20180702140253j:plain

f:id:kachidokiatora:20180702140302j:plainf:id:kachidokiatora:20180702140308j:plain

 ということで、今度は1800の主力級モンスター

1700の準主力級や下級効果モンスターを戦闘破壊できるので、

このカードたちが主にバトルゾーンに居るかと思います。

《黒いペンダント》を付けてしまえば、ほとんど戦闘では無敵になります!

もちろん準主力にも言えますが、このカードたちはそれらをさらに上から殴ることができます!

攻撃力1700の準主力モンスター

f:id:kachidokiatora:20180702142750j:plainf:id:kachidokiatora:20180702142759j:plain

こちらも、攻撃力1800の主力級と運用はほぼ同じですね~

ミソなのは、《黒いペンダント》を装備しても、《ゴブリン突撃部隊》を相打ちにできないところ

中々これが難しい……

《人食い虫》等の除去カード

f:id:kachidokiatora:20180702143055j:plain

f:id:kachidokiatora:20180702143135j:plainf:id:kachidokiatora:20180702143143j:plain

f:id:kachidokiatora:20180702143151j:plainf:id:kachidokiatora:20180702143159j:plain

20枚の内、5枚が戦闘を介さない除去カードになります。

やはり、この中でも重要になってくるのが攻守どちらでも破壊できる《人食い虫》でしょう

また、《シールドクラッシュ》も重要な役割があります。

というのは、《人食い虫》の効果を発動させずに破壊できるのは《シールドクラッシュ》だけなんですね~

《人食い虫》が居なくなれば、ほぼほぼ怖いのは罠カードだけになりますね~

《ゴブリン突撃部隊》

f:id:kachidokiatora:20180702143713j:plain

さて、ハーフデッキでの《ゴブリン突撃部隊》の役割は非常に重要です。

というのが、「主力級を一方的に破壊できる」、「サポートカードがあれば切り札を破壊できる」という2つの鍵を握っています。

効果の関係上、使い切りの除去と似た感覚ですね。

しかし、相手の手札にモンスターが居なければもう1度攻撃することができるかもしれません。

相手の除去を誘うために、攻撃せず攻撃表示のまま置いておくのも手かもしれませんね

忍者たちと《魔法除去》

f:id:kachidokiatora:20180702144412j:plainf:id:kachidokiatora:20180702144418j:plain

f:id:kachidokiatora:20180702144428j:plain

これらのカードは伏せの除去に使われます……

って、「見たら分かるわ!!!」 となると思います!

ぶっちゃけ、それ以上でも以下でも無いんですが、さらに重要なのが「破壊できなかった場合のピーピング」です。

特に、《青い忍者》と《魔法除去》は現実的に考えると、破壊できるカードは《黒いペンダント》しか存在しないんですよね。

つまり、この2枚は《赤い忍者》を絶対に通すためのカードなのです!

さらに「忍者」2体は、リバースモンスターなので、《人食い虫》の身代わりにもできます。

相手が《人食い虫》を警戒して《シールドクラッシュ》を打ってくれれば儲けものです!

《魔法除去》はブラフにも使えますね~

攻撃力をアップさせるカードたち

f:id:kachidokiatora:20180702145110j:plainf:id:kachidokiatora:20180702145127j:plain

f:id:kachidokiatora:20180702145232j:plainf:id:kachidokiatora:20180702145239j:plain

《黒いペンダント》や《援軍》はともかくとして、《スーパースター》と《見習い魔女》の役割が分からないかと思われます。

しかし、この2体も存在することが重要なのです!

まず、相手の切り札級モンスターの攻撃力は2500

これらのモンスターが存在すると、攻撃力が400下がるので

攻撃力2100となります

次に、こちらの準主力級モンスターの攻撃力は1700

これらのモンスターの効果で攻撃力が500上がるので

攻撃力2200

 よって、相手の切り札準主力級で倒せてしまうカードになるのです!!!

 なので、このカードを維持する事でも、相手の戦力を削ぐことにも繋がります!

また、《スーパースター》、《見習い魔女》に《黒いペンダント》を付ければ、

相手の主力級モンスターに破壊されることもなくなります!

もちろん、《人食い虫》等の除去カードや《ゴブリン突撃部隊》には無力なので気を付けたい所……

特に、早々からこの戦法を使ってしまうと、相手の主力級への除去が足りなくなる可能性が高いです!

ハイリスク・ハイリターンな戦法といえるでしょう

ブラフ他

f:id:kachidokiatora:20180702150142j:plainf:id:kachidokiatora:20180702150150j:plain

f:id:kachidokiatora:20180702150157j:plain

 まず、《ゴブリンの秘薬》と《ファイヤー・ボール》について

これらはライフ回復とダメージ要員……

ではなく、ブラフとして使うことが多くなると思います。

「伏せカードを発動しないなら、罠カードじゃない?」

切り札の所でも言いましたが、このハーフデッキでは除去カードがかなり限られています!

1ターン目から《落とし穴》を伏せていても 、《ゴブリン突撃部隊》や切り札をピンポイントで狙う戦略もあります。

それらを回避するための、リバースモンスターたち……

さらに、それらを安全に通すためのブラフなのです!

つまり、相手との読み合い……

駆け引きが重要になってくるわけですね~

高速化した環境とは違った、低速だからこそカード1枚1枚を大切にしていかなければならないという、昔のデュエルを味わえると思います!

六芒星の呪縛》はこのハーフデッキだと微妙に扱いにくいカードになってます。

というのが、絶対に打ちたい相手が切り札にしか居ないからですね~

もちろん、攻撃後の《ゴブリン突撃部隊》や《スーパースター》、《見習い魔女》を守るのに使ってもOKです。

ここぞ! という場面まで温存しておきたいですね~

 

終わりに

さてさて、ハーフデッキの解説いかがだったでしょうか?

今だと、さすがに弱いカードが多いですよね……

ですが、公式のイベント等で無償配布されているので、これを機に1度遊んでみるのはいかがでしょうか?

遊戯王をプレイしたことの無い方でもTCGの奥深さを体験できるものになっていると思います!

また、相手にハンデを与える場合は《サイクロン》や《奈落の落とし穴》、攻撃力1900程度の通常モンスターを数枚のカードと入れ替えても面白いかもしれませんね!

♡₍₍ ◝(・ω・)◟ ⁾⁾♡