アトラの巣

遊戯王のファンデッキを考察します

星遺物に潜む機怪蟲(【クローラー】デッキの紹介)

 今回ご紹介するデッキは【クローラー】!

【星杯】に続いて星遺物にまつわるカテゴリですね!

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ややクセの強いテーマですので、少しでもデッキ構築の助けになればと思います!!!

また、今回は元ネタがあるので、そちらも少し紹介しますね!

 

クローラーデッキの特徴

クローラー】の特徴と言えば、やはり防御面の高さにあると思います!

戦闘破壊すればリバース効果が、効果破壊すれば誘発のリクルート効果が発動するので、相手にする場合はかなり厄介です。

クローラーは相手をじわりじわりと追い詰めていくような戦法が得意なので、速攻には向きません

ですが、相手の抵抗力を削いでじわじわと追い詰めていく様は湧いて出てくる蟲のイメージにピッタリでしょう!

また、リンクモンスターをニューロンのように繋いでゆき、より強力な効果を持たせるということが最終的な目標になってきます。

クローラーデッキのカード

モンスターカード

クローラーのメインデッキに入るモンスターは以下の共通効果を持ちます。

(2):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
(同名カード)以外の「クローラー」モンスター2体をデッキから裏側守備表示で特殊召喚する
(同名カードは1枚まで)。

なので、先にこちらの共通効果の解説を行います。

まず、表側表示でフィールドから離れないといけない。 という部分ですね~

裏側では効果破壊されてもリクルート効果は発動できません!!!

なので、相手の効果破壊にチェーンして表側表示に変更するカードを使って対応してみるのも面白いと思います!

また、実はこの効果……

リバース効果を無効にし破壊された場合も発動できます!

効果を無効にして破壊するカードは多く存在するので、意外と発動する機会は多く存在します。

ただし、手札・デッキ・墓地からの召喚・特殊召喚を無効にされた場合は、フィールドから離れた扱いにはならないので、この場合でも発動はできません

また、デッキに戻ることによってフィールドを離れた場合でも発動することはできません!!!

ややこしいね!

さて、共通効果を解説したので、次はカード1枚1枚を見ていきましょう!

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クローラー・スパイン》

リバース・効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 300/守2100
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
(2):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
クローラー・スパイン」以外の「クローラー」モンスター2体をデッキから裏側守備表示で特殊召喚する
(同名カードは1枚まで)。

クローラー版人食い虫、スパイン!!!

ちなみにスパインとは、「神経細胞にある樹状突起から突き出たトゲ状の隆起」らしいです。

①のリバース効果はモンスター1体を選択して破壊するというもの。

非常に単純で分かりやすい効果ではありますが、

また効果の特性上、相手に狙われやすいカードなので、いつでもリバースできる準備をしておくのも良いですね~

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クローラー・アクソン》

リバース・効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 500/守1800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
クローラー・アクソン」以外の「クローラー」モンスター2体をデッキから裏側守備表示で特殊召喚する
(同名カードは1枚まで)。

こちらはスパインと対になっているアクソンですね!

魔法・罠を破壊する効果なので、アクソン同様使い勝手のいいカードですね~

アクソンは「軸索」という意味で、神経系では、「神経細胞から生えている突起の一種」とされているらしいです。

こちらも使用感としましてはアクソンと同じ感じでしょうか?

ただし、モンスターを破壊しないので、アドバンテージは取りにくい印象ですね~

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クローラー・グリア》

リバース・効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 700/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。
自分の手札・墓地から「クローラー・グリア」以外の「クローラー」モンスター1体を選んで表側攻撃表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
(2):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
クローラー・グリア」以外の「クローラー」モンスター2体をデッキから裏側守備表示で特殊召喚する
(同名カードは1枚まで)。

クローラー」の蘇生役グリアですね!

墓地から「クローラー」モンスターを蘇生できるので、どんどんこのカードを使ってモンスターを増やしていきたいですね!

また、実は墓地のリンクモンスターも蘇生可能なので、リンクモンスターを墓地に落としてこのカードで蘇生するという戦術がかなり有効だったりします!

ちなみに、グリアの元ネタは「神経系を構成する細胞の内、神経細胞でない細胞の総称」で「グリア細胞」になります。

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クローラー・レセプター》

リバース・効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 900/守1200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。
デッキから「クローラー」モンスター1体を手札に加える。
(2):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
クローラー・レセプター」以外の「クローラー」モンスター2体をデッキから裏側守備表示で特殊召喚する
(同名カードは1枚まで)。

クローラーのサーチカードですね~

レセプターは「受容体」という意味で、神経系においては他神経からの刺激を受け取るところの名前を指します。

できればこのカードでは、適材適所のカードをサーチしていきたい所。

まさに戦場の様子を「受け取って」、必要なカードに刺激を伝えて来てもらうのが仕事という、ピッタリの効果ですね!

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クローラー・ランヴィエ》

リバース・効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻1100/守 900
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、自分の墓地の「クローラー」モンスターを2体まで対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
(2):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
クローラー・ランヴィエ」以外の「クローラー」モンスター2体をデッキから裏側守備表示で特殊召喚する
(同名カードは1枚まで)。

墓地のクローラーを手札に2枚まで戻せる効果ですね!

ランヴィエの名前の由来は、神経細胞のミエリン鞘という部位にある隙間「ランヴィエ絞輪」とのことです。

クローラーは墓地に落ちていた方がリンクモンスターで蘇生できるので、あまり下手にサルベージするのは良くないですねぇ……

 使いどころが難しいので、主にリンク素材として運用するのがメインの使い方になりますね~

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クローラー・デンドライト》

リバース・効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻1300/守 600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。
デッキからモンスター1体を墓地へ送る。
(2):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
クローラー・デンドライト」以外の「クローラー」モンスター2体をデッキから裏側守備表示で特殊召喚する
(同名カードは1枚まで)。

 クローラーおろかな埋葬

デンドライトの由来は、神経細胞の「樹状突起(デンドライト)」だと思われます。

デッキから《星遺物-「星杯」》を墓地に送ることで、様々な星遺物カードに繋げることができるので、クローラーの中核になるカードと言えるかもしれない。

攻撃力はメインデッキに入るクローラーの中で最高だけど、攻撃力1300なので、攻撃表示になった場合はさっさとリンク素材にしたい所……

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《星遺物ー「星鎧」》

効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2500/守2500
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):モンスターが反転召喚に成功した時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「星遺物」カード1枚を手札に加える。
(3):通常召喚したこのカードが存在する場合、
EXデッキから特殊召喚された相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターとこのカードを持ち主の手札に戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。

クローラーに対応する星遺物

しかし、特別相性が良いわけでは無いのが残念なところ……

確かに、反転召喚成功時に手札から特殊召喚できる効果・召喚、特殊召喚成功時に「星遺物」カードをサーチは一見相性が良いように見えるんだけど、クローラーの反転召喚には後述の星遺物魔法・罠のサポートがほぼ必須

で、そのカードをサーチするために、このカードを特殊召喚したい

あれ? 一周回ってない?

ということで、デンドライトの存在から、『星杯』の方が相性良かったりするんだよね……

むむむ……

リンクモンスター

リンクモンスターは以下の共通効果を持ちます

(2):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合、または戦闘で破壊された場合、
自分の墓地の「クローラー」モンスター2体を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。
そのモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する。

 なので、こちらの解説を先に行います。

……と言いたい所なのですが、実はこの効果ってそこまで発動機会があるわけじゃありません。

 というのが、主にクローラーでは後述する《エクスクローラー・シナプシス》と《エクスクローラー・ニューロゴス》を使用するのですが、それぞれリンク先のモンスターに戦闘破壊耐性を持たせる効果があるんですよねぇ……

なので、前半では結構な割合で発動するのですが、後半になればなるほど発動機会が減っていきます。

なので、あくまで序盤の動き・立て直しの動き方という前提で説明します。

まず、裏側状態で蘇生できるので、蘇生先の有力候補はグリアが最優先となります。

というのが、グリアの効果でエクスクローラーたちを蘇生できるからですね~

次に優先されるのはスパインでしょうか……

 モンスター効果を無効にするモンスターに対してほぼ必ず効果を使わせることができるので、グリアの効果を必ず発動させるためにも、スパインをおとりに使うというのが安心です。

 妨害が無いことが判明している、またはグリアが居ない場合は、レセプターデンドライトを優先的に蘇生させたいですね。

 ということで、この効果で蘇生させたいモンスターの優先順位は

グリア>>>スパイン≧レセプター=デンドライト≧アクソン>ランヴィエ

となります。

 また、レセプターでのサーチの優先順位もほぼ同じなので、覚えておきましょう。

もちろん、相手のデッキによってはランヴィエを優先的に蘇生&持ってきた方が良い場合もありますので、絶対な正解ではありません

 それでは、リンクモンスターを見ていきましょう!

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《エクスクローラークオリアーク》

リンク・効果モンスター
リンク2/地属性/昆虫族/攻2000
【リンクマーカー:左下/右下】
クローラー」モンスター2体
(1):自分フィールドの「クローラー」モンスターの数によって以下を適用する。
●2体以上:自分フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
●4体以上:相手はバトルフェイズ中に効果を発動できない。
●6体以上:自分のモンスターは直接攻撃できる。
(2):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合、または戦闘で破壊された場合、
自分の墓地の「クローラー」モンスター2体を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。
そのモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する。

 クローラーのリンクモンスターの中で唯一下方向に向いたリンクマーカーを持っているモンスターですね!

元ネタはクオリアですね!

他のカテゴリですと優先的に出したいモンスターに見えますが……

実は、クオリアークはクローラーにおいては後半に出すモンスターです!

というのが、効果の特性上、モンスターをどんどん並べていって始めて、有効な効果

になるからですね~

また、グリアの存在もあり、墓地からの蘇生が容易なことから、このカードの優先順位は高くありません! 

 メインモンスターゾーンにリンクモンスターを3体以上並べれた段階で、初めて出すモンスターです。

 

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《エクスクローラー・シナプシス》 

リンク・効果モンスター
リンク2/地属性/昆虫族/攻1800
【リンクマーカー:左/右】
地属性モンスター2体
(1):このカードのリンク先の「クローラー」モンスターは戦闘では破壊されず、
攻撃力・守備力が300アップし、1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。
(2):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合、または戦闘で破壊された場合、
自分の墓地の「クローラー」モンスター2体を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。
そのモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する。

 クローラーのリンクモンスターその2ですね!

元ネタはシナプスですね!

このカードは羊トークンから出す事が可能なので、簡単に並べることができます。

また、リンク先のモンスターの攻撃力・守備力を300アップさせ戦闘破壊耐性と2回攻撃を行える効果を与える効果を持っています。

クローラーリンクモンスターの中で最も攻撃力が低いので、相手の戦闘破壊を誘いつつ墓地から蘇生を狙うことができます。

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《エクスクローラー・ニューロゴス》

リンク・効果モンスター
リンク2/地属性/昆虫族/攻1900
【リンクマーカー:左/右】
昆虫族モンスター2体
(1):このカードのリンク先の「クローラー」モンスターは戦闘では破壊されず、
攻撃力・守備力が300アップし、相手モンスターと戦闘を行う場合、相手に与える戦闘ダメージは倍になる。
(2):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合、または戦闘で破壊された場合、
自分の墓地の「クローラー」モンスター2体を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。
そのモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する。

 クローラーのリンクモンスターその3ですね!

元ネタはニューロンですね!

 こちらはリンク先のモンスターの攻撃力・守備力を300上げる効果と戦闘ダメージを倍にする効果を持ってますね~

こちらの方が若干攻撃力が高いので、できるだけ中央に置いて多くの効果を付与したい所ですね!

魔法・罠カード

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《星遺物に差す影》

フィールド魔法
(1):フィールドの「クローラー」モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札からレベル2以下の昆虫族モンスター1体を表側守備表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
(3):自分のリバースモンスターが相手モンスターとの戦闘で破壊された時に発動できる。
その相手モンスターを墓地へ送る。 

 クローラーのフィールド魔法ですね!

ステータスが控えめなクローラーにとって攻守の増加効果はうれしいものです。

②の効果ですが、裏側守備表示で特殊召喚したいところですが、序盤は積極的にリンク召喚を狙っていきたいので、表側守備表示で特殊召喚しましょう!

 中盤以降、相手が消耗してからは裏側守備表示で特殊召喚していくと無駄がありません!

③の効果は裏側守備表示のクローラーを守る効果ですね!

この効果の存在により、相手プレイヤ―は裏側守備のクローラーに対して戦闘を仕掛けにくくなります!

もちろん、効果破壊を狙ってきますので、破壊効果にチェーンしてクローラーを表側にすればデッキからの大量展開とリバース効果を同時に狙えます!

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《星遺物の傀儡》

永続罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドの裏側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを表側攻撃表示または表側守備表示にする。
(2):自分の墓地の「クローラー」モンスター1体をデッキに戻し、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。 

 とても強力なカードですが、①と②の効果はどちらか一つしか使用できないので、身長に選びましょう!

 まず、①の効果ですが、相手の破壊効果にチェーンしてクローラーをリバースさせるのに向いています!

なので、基本的にはこちらを優先して使っていくことになります!

②の効果は正直オマケ程度ですねぇ……

表側で存在するクローラーを何度も使いまわすよりリンク素材として墓地に居てくれた方が助かるケースの方が多いです。

また、デッキに戻す場合も、《貪欲な壺》等で一気に回収したいですね~

クローラーデッキレシピ

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↓ 公式サイトで詳しいデッキレシピを見ることができます!

www.db.yugioh-card.com

 基本的に自由枠は多いのですが、やはりクローラーとしての大量展開を中心に戦っていきたい所。

一応、大量に展開とはいってもこれだけのクローラーが居ればデッキのクローラーが尽きて戦えなくなることもめったにありません。

環境によって《ワーム・ベイト》や《砂漠の光》を何枚か《貪欲な壺》や《貪欲な瓶》に変更すれば多少効果破壊が多くても耐えられるようになるでしょう!

また、リバース効果に頼っている関係上《スキル・ドレイン》等を苦手としているので、魔法・罠破壊カードは最低限入れておきたいですね~

 

 ということで、クローラーの解説はこの辺で!!!

( ˘ω˘ )スヤァ