アトラの巣

遊戯王のファンデッキを考察します

この効果ってどうなるの?

 遊戯王をなんとなーくやってたら気になってしまうあんな効果やこんな効果。

もしかして知らないと損をしちゃうかも!

……まぁ、決闘者なら1度は経験したことがあるミスをまとめてみました!

 

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最強サイクロン⁉ 破壊したらは無効にできるのか⁉

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《サイクロン》

速攻魔法
(1):フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

A.無効にできません。 効果はそのまま発動します。

 

と、だけだと納得できない人も居るかもしれないので解説。

基本的に遊戯王は効果を無効にできる場合、

「効果を無効にして」とちゃんと書かれています。

なので、書かれていないことはできないのです

無効にできる場合はこんな感じ↓

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《神の宣告》

カウンター罠
(1):LPを半分払って以下の効果を発動できる。
●魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
●自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。

ね?

ということで、サイクロンは効果の無効まではやってくれないんです!

ただ、サイクロンで効果の発動を妨害できるカードはあります!

それが、永続魔法・永続罠カードです!

例えばこれ!

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《炎舞-「天璣」》

永続魔法
「炎舞-「天キ」」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、
デッキからレベル4以下の獣戦士族モンスター1体を手札に加える事ができる。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
自分フィールドの獣戦士族モンスターの攻撃力は100アップする。

このカードの①の効果

発動処理として、デッキから獣戦士族をサーチする効果ですが、サイクロンで妨害することができます!

「え? じゃあ、無効にできるの?」

と、思うかもしれませんが、サイクロンはあくまでただ単に破壊しただけです

「じゃあ、なんで?」

となりますが、答えは簡単。

永続魔法・永続罠は「フィールド上に表側表示で存在する限り」という条件が省略されているからですね~

なので、効果処理時にフィールド上に表側表示で存在しない場合、カードが残ってないから効果も残っていないんですね~

ちょっとややこしいポイントですが、ここを知ればぐっとデュエルが楽しくなりますよ!!!

「対象にならない」のはどこまで対象にならないのか!!!

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オベリスク巨神兵

通常モンスター(使用不可カード)
星10/神属性/幻神獣族/攻4000/守4000
その者、降臨せしむれば、灼熱の疾風大地に吹き荒れ、
生きとし生ける者すべて屍とならん。

いやぁ~、オベリスクはかっこいいよね!!

ん? これ使用不可カード?

だって、見せたかったんだもん!!!

ということで、本題はこっち

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オベリスク巨神兵

効果モンスター
星10/神属性/幻神獣族/攻4000/守4000
このカードを通常召喚する場合、
3体をリリースして召喚しなければならない。
(1):このカードの召喚は無効化されない。
(2):このカードの召喚成功時には、
魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
(3):このカードは効果の対象にならない。
(4):自分フィールドのモンスター2体をリリースして発動できる。
相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃宣言できない。
(5):このカードが特殊召喚されている場合、エンドフェイズに発動する。
このカードを墓地へ送る。

このカードの③の効果ってどこまでが対象なの?

というお話

実はこの対象にならないというのは、

フィールド上に表側表示で存在している場合限定の効果なんですね~

なので、墓地やデッキ、除外ゾーンに存在するオベリスク対象に取ることはできます!

死者蘇生ももちろん使えます!

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《死者蘇生》

通常魔法
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。

という事で、ゴッドハンドクラッシャー!!!!

蘇生できない⁉ 蘇生制限という罠!!!

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《死者蘇生》

通常魔法
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。

また君かぁ……

というわけで、死者蘇生等、蘇生カードに関する問題です

一見、なんでも復活可能に見える死者蘇生……

でも、その中には蘇生できないカードもあるのです!!!!

それは……

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青眼の究極竜

融合モンスター
星12/光属性/ドラゴン族/攻4500/守3800
青眼の白龍」+「青眼の白龍」+「青眼の白龍

はい、効果を持たないふつくしい融合モンスターですが、実は隠された制約があるのです!

それは……「正しい手順で1度フィールドに出ていない場合、このカードは墓地や除外ゾーンから特殊召喚できない」

というもの

これは、融合モンスターに限らず他の多くのモンスターも持っています!

例えば、儀式モンスター

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《カオス・ソルジャー》

儀式モンスター
星8/地属性/戦士族/攻3000/守2500
「カオスの儀式」により降臨。

シンクロモンスター

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《スターダスト・ドラゴン》

シンクロ・効果モンスター
星8/風属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):フィールドのカードを破壊する魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードをリリースして発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(2):このカードの(1)の効果を適用したターンのエンドフェイズに発動できる。
その効果を発動するためにリリースしたこのカードを墓地から特殊召喚する。

エクシーズモンスター

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《No.39 希望皇ホープ

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
レベル4モンスター×2
(1):自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
そのモンスターの攻撃を無効にする。
(2):このカードがX素材の無い状態で攻撃対象に選択された場合に発動する。
このカードを破壊する。

リンクモンスター

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《トポロジック・ボマー・ドラゴン》

リンク・効果モンスター
リンク4/闇属性/サイバース族/攻3000
【リンクマーカー:上/左下/下/右下】
効果モンスター2体以上
(1):このカードがモンスターゾーンに存在し、
フィールドのリンクモンスターのリンク先にこのカード以外のモンスターが特殊召喚された場合に発動する。
お互いのメインモンスターゾーンのモンスターを全て破壊する。
このターン、このカード以外の自分のモンスターは攻撃できない。
(2):このカードが相手モンスターを攻撃したダメージ計算後に発動する。
その相手モンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。

等は効果が無くても同じ制限を持っています。

また、召喚を無効にした場合、蘇生制限を満たしていない扱いとなり、蘇生させることができません

「正しい手順」を妨害された扱いだからね!!!

また、ここから先は細かい話になりますが、

いわゆる特殊召喚モンスターも墓地から蘇生する場合、正しい手順でフィールドに出す必要があります。

例えば、こんな感じ

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《カオス・ソルジャー ー開闢の使者ー》

特殊召喚・効果モンスター
星8/光属性/戦士族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合に特殊召喚できる。
このカードの(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
(2):このカードの攻撃で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
このカードはもう1度だけ続けて攻撃できる。

このように特殊召喚モンスターは最近のカードであれば、「特殊召喚」とちゃんと書かれています。

そして、

「自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合に特殊召喚できる。」

という、この部分が正規の召喚条件になります。

なので、光属性モンスター闇属性モンスターを除外して出した場合、このカードは正規召喚したという状態になるのです。

 

さらに、ちょっと続くのですが、

墓地から正規召喚という形で特殊召喚できるカードが存在します。

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《ブロックドラゴン》

 特殊召喚・効果モンスター
星8/地属性/岩石族/攻2500/守3000
このカードは通常召喚できない。
自分の手札・墓地から地属性モンスター3体を除外した場合のみ
手札・墓地から特殊召喚できる。
「ブロックドラゴン」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドの岩石族モンスターは戦闘以外では破壊されない。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
レベルの合計が8になるように、
デッキから岩石族モンスターを3体まで選んで手札に加える。

 ということで、このように墓地から正規召喚が可能なカードも存在するので、効果はよく読むようにしましょうね!!!

名前が違うのに名前が同じ⁉

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《海》

フィールド魔法
フィールド上に表側表示で存在する魚族・海竜族・雷族・水族モンスターの攻撃力・守備力は200ポイントアップする。
フィールド上に表側表示で存在する機械族・炎族モンスターの
攻撃力・守備力は200ポイントダウンする。

早速ですが、このカードのカード名は何でしょう?

A.正解は、越後製菓!!!

はい、海(うみ)が正解です。

では次の問題です。

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《伝説の都 アトランティス

フィールド魔法
このカード名はルール上「海」として扱う。
(1):フィールドの水属性モンスターの攻撃力・守備力は200アップする。
(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
お互いの手札・フィールドの水属性モンスターのレベルは1つ下がる。

このカードの名前は、遊戯王のルール上なんでしょうか?

正解は……

「このカード名はルール上「海」として扱う。」

ということで、海(うみ)です!

じゃあ、次の2つのカードは?

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《忘却の都 レミューリア》

フィールド魔法
このカードのカード名は「海」として扱う。
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上の水属性モンスターの攻撃力・守備力は200ポイントアップする。
また、1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
このカードがフィールド上に存在する限り、
自分フィールド上の水属性モンスターの数と同じ数だけ、
自分フィールド上の水属性モンスターのレベルをエンドフェイズ時まで上げる。 

 

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《幻煌の都 パシフィス》

フィールド魔法
このカードのカード名はルール上「海」として扱う。
このカードの効果を発動するターン、自分は効果モンスターを召喚・特殊召喚できない。
(1):1ターンに1度、自分が通常モンスター1体の召喚・特殊召喚に成功した場合に発動する。
デッキから「幻煌龍」カード1枚を手札に加える。
(2):自分フィールドにトークンが存在せず、
相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した場合に発動できる。
自分フィールドに「幻煌龍トークン」(幻竜族・水・星8・攻/守2000)1体を特殊召喚する。

はい、なんとなく分かりますね

全部、海(うみ)です

ということで、4枚すべて「海」として扱うカードなんですね~

なので、これらのカードは合計で3枚までしかデッキに入れることはできません!

「このカードのカード名はルール上〇〇として扱う」と書かれているカードは数こそ少ないですが、デッキを組む際に忘れがちになるので注意してくださいね!!!

じゃあ、このカードは?

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《青眼の亜白龍》

特殊召喚・効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
手札の「青眼の白龍」1体を相手に見せた場合に特殊召喚できる。
この方法による「青眼の亜白龍」の特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「青眼の白龍」として扱う。
(2):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。

ということで、さっきと微妙に違いますね?

さっきまでの効果はルール効果

対して、こちらの青眼の亜白龍は永続効果になっています。

永続効果の場合フィールドや指定された場所以外では、そのカードとして扱いません!

なので、青眼の亜白龍はデッキや手札では「青眼の亜白龍(ブルーアイズ・オルタナティブ・ドラゴン)」として扱い、指定されているフィールドと墓地では青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)」として扱います!

 

 

 

ということで、ちょっとややこしい効果や初心者にありがちなミスをまとめてみました。

歴戦の決闘者な方には「今更?」的な内容ではありますが、

案外間違える人多いんですよね~

というわけで、このへんで!!!

ばいばーい!!!♡₍₍ ◝(・ω・)◟ ⁾⁾♡